【擬板(ぎばん)】
 建物の壁に直接塗付けて作るものと、ベンチのような場合には、必ず鉄筋を入れて、コンクリートまたはモルタル下地を作らなければならないものがある。





【擬木(ぎぼく)】
 左官材料であるセメント、砂、顔料などを使って、自然の樹木の形をまねて作ったもの。



壁に色モルタル擬板仕上げが施されている。
 シャンデリアの廻りは石膏彫刻および漆喰塗り仕上げ。
モルタル擬木仕上げによる床柱。




【花台(貝殻模様) 、(人造石研き出し仕上げ) 】
■特徴:表面仕上げ層に種石を混入したモルタルを上塗りし、それを研ぎ出して自然な素材感を出す工法。工場生産の均質な塗り材にはない質感が魅力で、経年変化により味わい深い表情を見せる。塗り材に混入する種石の大きさは3〜10mm程度。住宅の玄関床や社寺の階段、水槽などに多く施工されてきたもので、高級建築にも適した工法と言える。

■適した部位:外壁部のほか、柱、床、幅木などの施工用途に適用される。このほかにも天井や軒、階段などでも、主に蛇腹引きされた、繰り型の研ぎ出し工法を施すこともある。


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